函館聖ヨハネ教会  2022聖堂コンサート 2022.10.9(日)
二胡・ピアノ・チェロ

 

2年前に予定されていたこの聖堂コンサート。

コロナ禍で延期となっておりましたが、やっと開催されることとなり喜びもひとしおです。

 

 

今回ピアノ伴奏を快くお引き受けいただいた函館在住の作曲家佐々木 茂氏。

 

 

チェロの桜田 通雄氏。(友情出演)

 

 

聖堂はドーム状になっており、楽器演奏にぴったりの響きをもたらしてくれました。

 

 

リハーサル風景です。

 

 

鐘の音が聖堂に響きわたり、笹森田鶴主教のご挨拶でコンサートが始まりました。

 

 

 

二胡の独奏『江河水』。

ソロ2曲目の『拉駱駝』ではちょうど曲の終わりがけにお隣の教会の鐘の音が聞こえてきて、まるで一緒に演奏しているかのようでした。

二胡の最後の音と鐘の音は偶然にも同じ音で、これには皆思わず笑みがこぼれました。

 

 

友情出演の桜田氏と3人で『カッチーニのアヴェ・マリア』を演奏。

チェロの音色が加わることで、また違った雰囲気になりました。

 

 

1曲のみの共演でしたがもっとチェロの音色を聞いていたかったです。

 

 

アンコールは『アメイジング・グレイス』を演奏。

1時間15分のコンサート。あっという間に感じました。ご来場いただいた皆様、たくさんの拍手をありがとうございました。

ご準備いただいた聖ヨハネ教会の皆様、とりわけピアノを担当してくださった佐々木先生にはお礼を申し上げます。

札幌と函館ということで音合わせの機会も少ない中、二胡の特性を良く理解していただき、皆様に喜んでいただけるコンサートができましたことを感謝いたします。

 

 

さて、こちらは教会ではなく、友情出演していただいたチェロの桜田邸です。

こちらにはオーダーメイドのクラヴィコードがおありとのこと。お誘いに喜んでお邪魔させていただきました。

 

 

クラヴィコードの歴史は長く、14世紀ころに発明されたようです。弦をタンジェントと呼ばれる金具で突き上げることで発音する鍵盤楽器です。

音量はチェンバロよりも小さいのですが、その可憐な音色に心が洗われるような心地良さがありました。

打鍵の強さによって音に変化をつけることができるそうで、初めはタッチの加減がわからなかったのですが、しばらく弾かせていただいていると少しずつ弦の鳴り方を感じられるようになりました。

鍵盤楽器で唯一ビブラートをかけることができるそうです!

 

 

今回のコンサートにあたり、藤井八郎司祭、奥様の直さんには大変お世話になりました。

まだ私が二胡を始める以前、苫小牧シーメンズクラブのボランティアに参加した時にご夫妻と出会い、25年以上の時が流れました。

旭川聖マルコ教会では中国の二胡の先生と共に演奏会をさせていただいたこともあります。

2年の時を経てやっと実現したこのコンサート。
今回も素敵な出会いをいただき感慨深い想いがあります。

ご来場いただいた皆様、札幌からわざわざ来てくれたお弟子さん、ご準備いただいた皆様、本当にありがとうございました。